京都市内の中学生へのアンケート結果

京都大学が2005年9月に京都市内の中学生を対象として「ジュニアキャンパス」を実施した.キャンパスのセミナーの1つとして,「火山の噴火を見てみよう」と題するセミナーを開講し,参加した中学生10名に対して,開講前にアンケートを行なった.

 

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活火山のない京都に住んでいる中学生らしい結果となった.

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中学校の理科で火山に関する事をまだ学習していないため,生活の中でテレビ・新聞などで聞きかじった言葉を知っているように思われる.

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大学生の間ではほとんどの学生に知られている「兵庫県南部地震」が,中学生の間ではわずかに知られているという事実は,大変衝撃的であった.

 

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よく知られている言葉(≧0.7)
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マグマ,三宅島

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比較的知られている言葉(0.7-0.5)
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津波地震,活断層,気象庁,阿蘇山,カルデラ

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わずかに知られている言葉(0.5-0.3)
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正断層,溶岩ドーム,火砕流,活火山,国土地理院,災害対策基本法,岩手山,桜島火山観測所,兵庫県南部地震

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知っている日本の活火山の回答:三宅島(3名),富士山,阿蘇山,桜島(各2名),昭和新山,大文字山(京都らしい),5名無回答

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知っている外国の活火山の回答:エベレスト(活火山の意味を理解していなかったのだろうか),9名無回答

 

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参考:京都大学1年生によく知られている言葉(≧0.7)
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 プレートテクトニクス,南海トラフ,津波地震,活断層,マグマ,溶岩ドーム,火砕流,活火山 国土地理院,気象庁,GPS,ハザードマップ,三宅島,有珠山,阿蘇山,カルデラ,兵庫県南部地震