沿 革
地球熱学研究施設の目指すもの
地球は、内部の熱エネルギーを地殻変動、地震活動、火山活動、地熱温泉活動などの表層現象に変換する巨大な熱機関である。これまでは、これらの表層現象の時間スケールや発現様式の違い、あるいは実生活との関連を重視するあまり、それぞれを独立した現象として取り扱うことが一般的であった。しかし、地球の進化を、予言性をも含めて包括的に理解するためには、これまでの細分化された研究対象と研究手法を融合し、熱機関としての地球を総合的に研究することが必要不可欠である。
地球熱学研究施設では、地球上の最大規模の火山・地熱温泉活動域のひとつである中部九州地域を巨大な実験装置とみなして、野外観測や物質科学的・理論的解釈を行い、熱現象の総合解釈を推進する。さらに、これらの結果を全地球的規模で展開する同様の研究結果と合わせて、地殻表層からマントル・核にいたる熱構造と熱現象の解析を進め、総合科学としての「地球熱学」の構築を目指している。

 研究目的
 阿蘇火山
 観測施設一覧
 メンバー
 ライブカメラ
 アクセス
 リンク
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