沿 革
阿蘇火山の概要
 阿蘇火山は,別府ー島原地溝のほぼ中央に位置し,東西約18km・南北24kmの楕円形をした日本最大のカルデラと東西に並ぶ十数座の中央火口丘から成り立っている.阿蘇カルデラは,約30万年前から始まった4回の大噴火によって形成されたとされるが,その中でもおよそ9万年前に噴出したAso−4火砕流は,現在のカルデラ地形に大きな影響を与えた.その後,カルデラの内部に流紋岩〜玄武岩の幅広い岩質のマグマが噴出して中央火口丘が形成され,現在の姿となった.有史以後は,中央火口丘群の中岳のみが主にストロンボリ式噴火活動を繰り返している.
最近の火山活動(火口の様子はこちら
第112回火山噴火予知連絡会議より (前回の資料はこちら
○ 火山性微動は低いレベルで推移している.
○ 2008年12月から全磁力は熱消磁傾向から帯磁傾向にある.
湖面放熱率は,2009年1月に200MWへ低下した.12月下旬以降,湖水へ熱物質を供給していた南壁噴気孔が,水位低下によって湖面上へ完全に露出した.そのため,湖水への熱供給量が減少したと考えられる.
◎ 2008年に行った集中観測の結果. 水準測量 精密重力測定
 研究目的
 阿蘇火山
 観測施設一覧
 メンバー
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