沿 革
阿蘇火山の概要
 阿蘇火山は,別府ー島原地溝のほぼ中央に位置し,東西約18km・南北24kmの楕円形をした日本最大のカルデラと東西に並ぶ十数座の中央火口丘から成り立っている.阿蘇カルデラは,約30万年前から始まった4回の大噴火によって形成されたとされるが,その中でもおよそ9万年前に噴出したAso−4火砕流は,現在のカルデラ地形に大きな影響を与えた.その後,カルデラの内部に流紋岩〜玄武岩の幅広い岩質のマグマが噴出して中央火口丘が形成され,現在の姿となった.有史以後は,中央火口丘群の中岳のみが主にストロンボリ式噴火活動を繰り返している.
最近の火山活動
第109回火山噴火予知連絡会議より

火山性微動のレベルはやや増大している.
全磁力は,やや熱消磁の傾向が見られる.
GPS 観測では,東西方向の短縮が出ている.これは広域の変動と草千里付近深部における収縮を反映したものと思われる.中岳付近に有意な変化は認められない.
湯溜まりの水位から,地下からの熱の供給は2007 年はじめからやや増加し,8 月頃に一時的に増大したように見える.
 研究目的
 阿蘇火山
 観測施設一覧
 メンバー
 ライブカメラ
 アクセス
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